
家族・きょうだいカウンセリング

心理学では、子どものころの環境が
人の性格形成に大きく影響を及ぼすことが
長年議論され、研究されています。
カウンセリングの現場では、
子どものころの環境や親子関係をお聞きするがことが多いのですが、
実はきょうだい関係も私たちの性格や生き方のパターンに
大きな影響を与えています。
きょうだいの中でのポジションで、何十年もの間、
さまざまな体験を通して、
その人の性格を特徴づけていく特に大きな要因となります。
人の価値観や思考などは育ってきた環境の中で形成され、
きょうだいの構成も『環境要因』の1つと考えられていますが、
影響を与えるというだけで人間そのものを形成するのではありません。
人は同じ両親に育てられていても、
そのきょうだいポジションで、何十年もの様々な経験をしていきます。
そして、自分の価値観やルール、生きるパターンというものを
知らないあいだに作り上げていきます。
大きくなって社会に出たとき、
両親と関係は、「縦のつながり」で上司や先輩の関係と相似系で、
兄弟・姉妹は 「横のつながり」で同級生、友人関係、仲間、
ライバル(競争)、等の人間関係に影響を与えています。



家族カウンセリング
家族という大きなシステムの中で
親子、夫婦がそれぞれの家庭で誰もが一生懸命に生きています。
犯人捜しをしない問題のとらえ方、問題の本質を見極めながら、
家族それぞれの価値観と立場の異なる家族の思いを受け止めながら
次のステップに行動できるようにサポートしていきます。

きょうだいカウンセリング
同じ親からの影響でも、
そのきょうだい順位の視点によってさまざまなパターンを作っていきます。
きょうだいとは 同士でもあり、ライバルでもあり、
他人やともだちとは少し違う共同体なのです。
自分のポジションで、何を感じどんなパターンを作ってきたのかを知ることで
今、問題と感じていることの解決策を見つけていきます。